みなさんこんにちは。株式会社シェイプアップの日野です。
9月も後半になり、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
毎年この時期はお彼岸の法要の引き合いをいただくことが多く、椅子の貸出からテントの設営までさまざまなご要望をいただいています。
そんな中、先日HPのお問い合わせフォームから新規のお問い合わせをいただきました。
内容は、岩手県のお寺さまより「法戦式で使う軽便をレンタルしたい」というものでした。遠く離れた地域からのご依頼でしたが、こうしてご相談いただけるのはうれしいものです。
ー法戦式との出会いー
ところで皆さん、「法戦式(ほっせんしき)」ってご存知ですか?
私も最初に聞いたときは「どんな式なんだろう?」と首をひねったのですが、調べてみるととても奥深い儀式でした。
法戦式とは、曹洞宗のお寺で行われる修行僧の大切な行事のひとつ。
修行僧の代表「首座(しゅそ)」が、師僧や仲間の僧侶と仏法について問答を交わし、その理解や修行の深さを試されます。
「法を戦わせる式」という名前の通り、言葉のやり取りを通じて自分の修行の力を示す関門なのです。
最初は「戦」という言葉から、私はつい戦後の行事を連想してしまいましたが、全く違いました。
ー10年に一度の式典ー
ふと思えば、今年は「終戦から80年」という節目の年でもあります。
この夏、当社ではとある神社で行われた終戦80周年慰霊祭の会場設営をお手伝いしました。
実は10年前の「70周年慰霊祭」のときにも前身の会社が担当しており、今回10年ぶりにまたお声をかけていただけたことは、本当にうれしく、身の引き締まる思いでした。10年に一度の式典ということもあり、担当者の方と前回の内容を基に綿密な打ち合わせし、無事に終えることができました。
最後は担当者の方に「また10年後、90周年の折にもぜひよろしくお願いします」とご挨拶し、「お互い10年後もこの仕事を続けていられたらいいですね」なんて軽く冗談も交えながら笑い合いました。
式典や行事は、一度きりではなく年月を重ねて受け継がれていくもの。
その大切な節目に関わらせていただけることを、私たちも誇りに思っています。
ーご縁とこれからー
法戦式を知ることができたり、慰霊祭に関わらせていただいたりと、日々の仕事の中で思いがけない「学び」や「ご縁」をいただけることに改めて感謝しています。
これからも、一つひとつのご依頼を大切に積み重ねてまいります。
式典や法要、イベントでの備品レンタル・会場設営など、どんなご相談でもお気軽にお問い合わせください。
新規のお問い合わせの際は、「どんなことに困っているのか」「どんなイメージで使いたいのか」できるだけお話を伺いながら、一緒に考えるようにしています。
皆さまの大切な行事を、心を込めてお手伝いいたします。