月別アーカイブ: 2025年8月

【仕事事例紹介】終戦80周年・戦没者慰霊祭の会場づくり

今回は、神社境内で行われた「終戦80周年 戦没者慰霊祭」の会場設営を担当しました。

この慰霊祭は10年に一度の節目にあたる特別な式典で、戦争で亡くなられた方々をしのび、感謝の気持ちを捧げる大切な時間。地域の方々をはじめ、多くの参列者が集まり、静かで厳かな雰囲気の中で執り行われました。

★現場での工夫ポイント★

  • ・神社という神聖な場所なので、設営位置や動線は慎重に調整
  • ・式典の流れを妨げないよう、静かで落ち着いた空間づくりを意識
  • ・高齢の方も多く参加されるため、安全面と快適さには特に気を配りました

★夏の式典に欠かせない熱中症対策★

真夏の開催ということで、暑さ対策も重要なポイント。今回は弊社のスポットクーラーポータブルミストファンを導入し、テント内の空気を循環させたり、涼しい風とミストで体感温度を下げる工夫をしました。

静音設計の機材なので、式典の雰囲気を壊すことなく、参列者の方々にも「涼しくて助かった」と好評でした。

こうした節目の式典に関われるのは、私たちにとっても光栄なこと。これからも、場の空気や目的に合わせた空間づくりを大切にしていきたいと思います。

2025年8月

夏祭りの舞台裏!やぐらに隠された役割と現場の奮闘記

みなさんこんにちは。株式会社シェイプアップの日野です。

連日の猛暑日、「毎年こんなに暑かったっけ?」と思いながら過ごしていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 今年もありがたいことに、夏祭り・盆踊りの会場設営をご依頼いただく機会が多く、大阪市内だけでなく、兵庫県や奈良県など各地に足を運んでいます。

さて、盆踊りといえば欠かせないのが「やぐら」。 実は単なる飾りではなく、太鼓や音響機材を高い位置に置き、会場全体に音を響かせて踊りのリズムを揃える大切な役割があります。 さらに、安全性を確保するための強度計算や、高さ調整、風や地面の状態に応じた固定方法の工夫など、見た目以上に設営にはノウハウが詰まっています。

また、「盆踊り」といっても踊りや曲は地域によってさまざま。 大阪といえばやっぱり「河内音頭」。夏の夜に小学校から聞こえてくると、思わず足を運んでしまった…なんて経験、ありませんか?

 ちなみに私は音頭よりも、屋台の焼きそばの匂いに釣られて行ってしまうタイプです。

―大阪・関西万博イベント現場の裏話―

先日配信したメールマガジンでも触れましたが、大阪・関西万博の「大屋根リング盆踊り」では、河内屋菊水丸さんの音頭で約8,000人が踊ったそうで、会場は大盛り上がり。 実はこの会場でも弊社の商品をご利用いただきました。 当初は「会場内の1カ所に納品」というシンプルな依頼でしたが、現場に着くと主催者の方から「やっぱり複数箇所に配置してほしい」との追加要望が。 しかもこの“大屋根リング”はとにかく広く、担当スタッフはひとり。夜も遅く暗い中、広い会場を何度も往復…。 「えっ、これ全部回るんですか?」と思いつつも、そこは笑顔で対応しました。 さらに、この日の納品物は熱中症対策用のポータブルミストファン。体調不良者の救護用かと思いきや、実際は音響機材を冷やすために活用されることに。 イベント現場ではこうした想定外は日常茶飯事。臨機応変さこそ裏方の腕の見せどころです。

ポータブルミストファンについてはコチラ

大変な作業の後、提灯の明かりと太鼓の音の中で踊りの輪が広がっていく光景を見た瞬間、「やってよかった」と心から思える——それがこの仕事の醍醐味です。 

暑さはまだまだ続きますが、皆さんも夏祭りを楽しみつつ、体調管理にはお気をつけください。 イベント設営や運営のことなら、ぜひシェイプアップにお任せください。

地蔵盆って知ってますか?大阪の夏の風物詩

皆さんこんにちは。株式会社シェイプアップの日野です。

万博の盛り上がりも熱いですが、夏の風物詩「地蔵盆」も忘れてはいけません。

実は「地蔵盆」は全国的にはあまり知られていません。特に大阪では当たり前の催しですが、北摂地域では行われず、淀川から南、大阪市内やその近郊で主に開催されています。

地蔵盆は、お地蔵さまを祀る場所にテントを立てて地域の子どもたちにお菓子を配る、温かい地域行事。町ごとに必ず1体以上のお地蔵さまがあり、お寺でも行われます。

その由来は、昔、行き倒れの人々が飢えないようにという思いから始まりました。

シェイプアップでは、約30カ所にテントを設営します。開催は8月23日(地域によっては24日も)。当日は朝から準備が始まり、翌朝にはテントを撤去。皆が一斉に動くため、準備と撤去は大忙しです。

また、ガードレールをまたいでテントを張るなど、苦労もありますが、それもまた「当たり前」の光景。

毎年の地蔵盆は、地域の皆さんが一丸となって準備を進めるため、自然と町内の絆が深まります。子どもたちが楽しみにしているこの催しは、単なるお菓子配りだけでなく、地域の歴史や伝統を感じる大切な機会です。お地蔵さまを囲んで語り合い、笑顔があふれる時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれます。

万博のような大きなイベントの熱気とはまた違う、ほっとする“大阪南部の夏の風物詩”をぜひ体験してみてください。

暑さが厳しい季節となりました。どうぞ体調にお気をつけてお過ごしください。イベントのご相談やご質問は、いつでもお気軽にお問合せください。

【仕事事例紹介】猪名川の水環境を伝える展示&体験イベントの会場設営

今回は、兵庫県川西市の商業施設で開催された「猪名川の水環境」をテーマにした展示イベントと、最終日に行われた体験フェスタの会場設営を担当しました。

展示会では、猪名川の水質や生き物について写真や解説パネルを通して紹介され、地域の自然環境を学べる空間が広がっていました。

最終日には、特別会場で体験型の環境学習イベントも開催され、「投網体験」や「ストーンアート体験」、また川ゴミを使ったキーホルダーづくりなど、自然とふれあいながら学べる企画が並びました。

中でも目を引いたのが「宇宙メダカってなに?」という展示。実際に宇宙に行ったメダカの紹介や、環境と科学のつながりを楽しく学べる内容で、子どもから大人まで興味津々の様子でした。

★ 設営ポイント★

  • ・商業施設内では、通行の妨げにならないよう動線に配慮してパネルを配置
  • ・特別会場では、水槽や体験ブースを安全かつ見やすくレイアウト
  • ・限られた時間内での設営に向け、事前準備と現場対応で柔軟に対応

展示と体験が連動した今回のイベントは、地域の自然環境を身近に感じてもらえる貴重な機会。私たちも、空間づくりを通してその一端を支えられたことを嬉しく思います。

次回も、地域に根ざしたイベントの設営事例をご紹介していきます!

2025年8月