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夏祭り②~地域の皆さまの熱意とご努力に敬服~

前回は、難波八幡神社の夏祭りのご紹介をさせて頂きましたが、同じ中央区・浪速区の、大国神社・御津八幡神社・新世界地域活動協議会主催の夏祭りのお手伝いもさせて頂きました。


大国神社の夏祭りの主催は大国地域活動協議会で、伝統的な地域のお祭りです。町内の小学生や保育園児たちが山車を引いて練り歩きます。一般の方も山車巡行の見学が可能です。屋台や縁日もあり盆踊りやお神輿も楽しめます。


周囲をアメリカ村に囲まれる御津八幡神社の夏祭りですが、近年、少子化による影響のため、お祭りに来る子供が減った事で屋台の出店数も減り、一昔前の賑わいでなくなった時期もあったそうです。そこで子供たちに神社(鎮守の森)での楽しい夏の思い出を作ってもらおうと、平成10年(1998)より神社主体で夜店が出店されています。氏子青年部の奉仕もあり毎年近隣の子供たちも楽しめるお祭りになってきたとの事です。また、かつての賑わいを取り戻そうと心斎橋筋商店街やアメリカ村周辺のお店が協力し、お神輿の渡御も行われるようになっています。
この二つの神社の夏祭りでは、境内にテントを設営させて頂いたり、テーブルや椅子をご用意させて頂きました。


新世界サマーフェスティバルは、お神輿やだんじりの巡業が行われます。新世界のシンボルである通天閣の真下に、お神輿を展示するためのテントを設営し紅白の幕を張りました。


これらのお祭りのお手伝いを通じ、神社の関係者様や地元の皆さま方の熱意とご努力によってお祭りが維持され、地域の活性化に繋がっている事を学びました。
主催者の皆さまのご希望・ご要望はさまざまですので、事前にしっかりと打ち合わせをさせて頂き、可能な限りそのリクエストにお応えしたいと思います。

夏祭り①~歴史と伝統のお祭りが復活~

皆さんは、難波八阪神社の夏祭りに行かれたことはありますか?
毎年7月13日・14日に行われています。
道頓堀川を神事船や氏子船、どんどこ船などが道頓堀川を行き交い、勇壮で風情ある水都のお祭りです。
船渡御は江戸時代には天神祭と並び盛大に行われていましたが、江戸時代中期以降には途絶えていたものを、平成13年、氏子や地元企業の支援により230年振りに復活しました。

そんな難波八阪神社様よりご依頼を頂き、神社の境内にテントを設置させて頂きました。お祭りの期間中は、梅雨の時期ですし、一か月半という長期間テントを立てっぱなしにしますので倒れないように頑丈に補強を行いました。
浪速ライオンズ様からは、お祭りのみどころの一つ、船渡御の船の装飾のご依頼も頂きました。
船に提灯などの飾り付けを行いますと一層風情が増しますね。
最近、外国人の観光客のお姿をよく拝見しますが、外国人の方が提灯などで装飾された船や浴衣姿で歩いている日本人を見れば、日本に来て良かった!と感じてくれるのではないかなと思います。
また、難波元町小学校のPTAの方からも夏祭りの期間中に使用されるテント設営のご依頼も頂きました。お父さん、お母さん方も暑い中ご苦労さまです。

コロナが猛威を振るっている時は、お祭りやイベントが軒並み中止となってしまい、その度にがっかりしたものですが、老若男女みんなが楽しめるこの難波八阪神社の夏祭りが、この先、何年も続く事を願うばかりです。
このお祭りに微力ながら携わる事が出来て、より一層その思いが強くなりました。
ご依頼を頂いた皆さま、本当にありがとうございました。